愛知県西尾市でとっておきの体験を見つけよう!
〜日本一の抹茶・鰻から、離島アートまで。知られざる魅力満載~

歴史と自然、グルメとアート…あなたは何を求めて旅に出ますか?

愛知県西尾市は、あなたの希望をすべて満たしてくれる、「旅の宝石箱」のような街。日本一の抹茶はもちろん、肉厚ジューシーなブランドうなぎ、三河湾に浮かぶアートの島、そして長い歴史を持つ勇壮な祭まで、多様な魅力があなたを待っています。

この記事では、西尾市の4つのエリアを巡りながら、西尾の名産品や隠れた絶景スポットをご紹介します。旅の終わりに心身を癒す「吉良温泉健康プログラム」もご案内しています。

さあ、西尾市に「自分だけのとっておき」を見つけに行きましょう!

●目次

海・山・川の恵み!西尾の魅力を徹底解剖

愛知県の南部に位置する西尾市は、三河湾に面した美しい海岸線、矢作川の清流、そして緑豊かな丘陵地帯に恵まれた街です。この自然豊かな環境が育んだ抹茶やうなぎは、全国にその名を轟かせる特産品となっています。

年間を通して温暖な気候に恵まれ、週末の小旅行にもぴったりな西尾市の魅力を、アクセスと4つのエリアごとにご紹介しましょう。


・名古屋からすぐそこ!便利なアクセス

西尾駅までは、名古屋駅から名鉄名古屋本線の特急を使えば乗り換えなしの約50分。特急以外でも、急行や普通電車を利用して1時間程度で到着できます。車でも名古屋から約1時間と、気軽に訪れることができます。

三河湾に面しているので、年間を通じて温暖な気候に恵まれているのも西尾市の魅力の一つ。特に春と秋は、心地よい潮風と澄んだ空気に包まれながら、さまざまなアウトドアアクティビティを楽しめるベストシーズン。美しい海岸線では海水浴やマリンスポーツ、山間部ではハイキングやキャンプ、矢作川では釣りや川遊びと、自然を満喫できる選択肢が豊富です。


・どこに行こうか?個性豊かな4つのエリア

西尾市は、西尾・吉良・一色・幡豆の4エリアで構成されています。

中心部の西尾エリアには、築城400年以上の歴史を誇る西尾城跡や、かつて公爵家が暮らした旧近衛家西尾邸など歴史的建造物が点在。抹茶ミュージアム「抹茶ミュージアム 西条園 和く和く」や老舗茶舗では、抹茶工場見学やお抹茶点て体験など、本場の茶文化を五感で楽しむことができます。

吉良エリアには、戦国時代から江戸時代にかけて栄えた吉良氏の足跡が色濃く残っています。忠臣蔵で知られる吉良上野介が居城を構えた吉良城跡や由緒ある神社仏閣が点在し、歴史ファンには見逃せないスポットが満載です。吉良温泉では三河湾を望みながら、天然温泉でゆったりと過ごせます。

一色エリアは、江戸時代から続く伝統の技が光る「三河一色産うなぎ」の本場。きめ細かな肉質と脂ののりの良さは、全国的にも高い評価を得ています。また、三河湾に浮かぶ佐久島では、島の暮らしと現代アートが織りなす新しい文化に出会えます。著名なアーティストによる作品が島内各所に点在し、アートツーリズムの新たな目的地として注目を集めています。

三河湾国定公園に指定される幡豆エリアでは、美しい海岸線と緑豊かな山々を満喫できます。春から秋にかけての潮干狩り、夏の海水浴、一年を通して楽しめる鳥越緑地でのハイキングなど、四季折々のアクティビティが充実。幡豆漁港で水揚げされる新鮮な海の幸を使った郷土料理も、このエリアならではの魅力です。

西尾市が誇る4つの至宝とは

西尾市には、長い歴史と伝統に裏打ちされた4つの至宝があります。

日本一の生産量を誇る抹茶、江戸時代からの伝統を受け継ぐ三河一色のうなぎ、アートの島として知られる佐久島、そして伝統を受け継ぐ勇壮な祭。これらは単なる観光資源ではなく、西尾市の人々が大切に守り、育んできた貴重な文化的資産です。
それぞれ詳しくご紹介していきます。


・グルメ垂涎!伝統の技が息づく「三河一色産うなぎ」

三河一色産うなぎは、江戸時代から続く伝統的な養殖技術と職人の技によって支えられている逸品です。一色町(現・西尾市一色町)では、1800年代初頭からうなぎの養殖が始まり、以来200年以上にわたって技術が継承されてきました。

美味しさの秘密は、三河湾の豊かな水環境にあります。淡水と海水が混ざり合う汽水域で育てられるうなぎは、身が引き締まり、脂がのりすぎず、絶妙な味わいに仕上がります。

一色産うなぎで特筆すべきは、伝統的な手焼き製法です。大量生産を目的とした自動焼き機ではなく、職人が備長炭を使って一尾一尾丁寧に焼き上げます。うなぎの状態を見極めながら焼き加減を調整する職人技は、まさに伝統工芸といえる技術。この手間暇かけた製法により、外はパリッと、中はふっくらとした極上の食感が生まれるのです。

こうして作られる三河一色産うなぎは、生産量が限られていることから「幻のうなぎ」として知られ、全国の鰻料理店から注文が絶えません。特に夏場には、この極上のうなぎを求めて全国から食通が訪れます。

一色町は日本のうなぎ問屋発祥の地としても知られ、町内には独自の味を守る老舗のうなぎ料理店が軒を連ねています。一色さかな広場では、うなぎの養殖場の見学や、うなぎの調理実演なども行われており、三河一色産うなぎの魅力を五感で体験することができます。


・抹茶旅。生産量日本一を誇る「西尾の抹茶」のルーツを探る

西尾の抹茶は、室町時代に京都の宇治から茶の栽培技術が伝えられたことに始まります。以来800年以上にわたり、茶匠たちによって栽培・製茶の技術が磨き上げられてきました。現在では年間生産量約400トンを誇る日本一の抹茶の産地として、全国に知られています。

西尾市は、温暖な気候と三河湾からの潮風、そしてミネラル豊富な粘土質の土壌という、抹茶栽培に最適な自然環境に恵まれています。これらの条件が相まって、西尾の抹茶は、深いコクとまろやかな甘み、鮮やかな緑色が特徴の、上質な茶葉に仕上がります。

製造工程においても、西尾の抹茶は特別な存在です。約20軒ある老舗茶園では、茶葉の栽培から製茶まで、すべての工程において伝統的な手法が守られています。特に玉露や抹茶用の茶葉を育てる際には、新芽の生育前に畑全体に覆いをかける「被覆栽培」という手法を用いています。これにより、渋みが少なく、甘みの強い上質な茶葉が育ちます。

このように丁寧に作られた西尾の抹茶は、全国の茶道家からも高い評価を受けています。濃い緑色と豊かな香り、まろやかな口当たりは、茶道の世界では特に重要視される要素です。また近年では、抹茶スイーツやラテなど、新しい楽しみ方も広がっており、若い世代からの支持も集めています。

老舗茶園の多くでは、抹茶の製造工程の見学や、点て方体験などのプログラムも用意されています。実際に茶園を訪れ、茶畑の景観を楽しみながら、本物の抹茶文化に触れることができます。西尾の抹茶は、伝統と革新が見事に調和した、まさに「生きた文化財」といえるでしょう。


・アートの島「佐久島」

三河湾に浮かぶ面積わずか1.8平方キロメートルの小さな佐久島は、2001年から始まった「佐久島アートプロジェクト」により、島全体が一つの巨大なアートミュージアムとして生まれ変わりました。自然と現代アートが調和した新しい形の文化発信地として注目を集めています。

島には、草間彌生や杉本博司など日本を代表するアーティストの作品が、いたるところに点在しています。建築家・藤本壮介による「おひるねハウス」は三河湾の絶景を額縁のように切り取り、古民家を改装した山口敦の「モアイモ畑」は伝統と現代の見事な融合を見せています。作品は島の風景や地形を活かして配置されており、まるで島の自然と一体化したかのような景観を作り出しています。

特筆すべきは、アート作品が島民の暮らしと見事に共生していること。例えば、バス停や休憩所、集会所なども、アーティストによってデザインされた作品となっており、日常的に使用されています。島民たちは、アートを通じて訪れる観光客との交流を楽しみ、島の新しい文化を育んでいます。

また、佐久島では年間を通じて様々な文化イベントが開催されています。春には桜と現代アートのコラボレーションを楽しむ「さくらアートフェスティバル」、夏には島全体が幻想的な光に包まれる「佐久島アートナイト」など、季節ごとに特色のあるイベントが企画されています。これらのイベントは、アートを通じて島の魅力を発信する重要な機会となっています。

佐久島へは西尾市の一色港から定期船で約25分。日帰りでも十分に島内を巡ることができますが、夕暮れ時の海と作品の織りなす景色や、星空の下で輝くアート作品など、宿泊してこそ体験できる魅力も数多くあります。アートと自然と島の暮らしが織りなす、唯一無二の体験を求めて、毎年多くの観光客が訪れています。


・伝統の祭りがアツい!

西尾市では、年間を通して様々な祭りが開催されています。中でも「西尾祇園祭」、「三河一色大提灯まつり」、そして勇壮な「鳥羽の火祭り」は西尾を代表する伝統的な祭り。地元の人々だけでなく、多くの観光客を魅了するこれらの祭文化は、単なる観光スポットではなく、地域の人々の誇りとして大切に守られています。

西尾祇園祭」は、毎年7月に開催される、西尾市最大規模の祭りです。300年以上の歴史を誇り、絢爛豪華な山車が街を練り歩く姿は圧巻です。夜には、提灯で美しく彩られた山車が幻想的な雰囲気を醸し出し、祭りは最高潮に達します。五穀豊穣、疫病退散を祈願して始まったこの祭りは、今もなお、人々の熱い想いを乗せて、街全体を活気に包みます。

三河一色大提灯まつり」は、毎年8月に三河一色諏訪神社で開催される、港町ならではの祭りです。永禄年間に海魔退散を祈願して大きなかがり火を焚いて神事を行ったことが起源とされています。寛文年間からかがり火は提灯に変わりました。高さ10メートルにも及ぶ巨大な提灯が、夜空を鮮やかに照らし出す光景は、まさに壮観です。港に響き渡る威勢の良い掛け声と、大提灯の迫力に圧倒されること間違いなし。夏の夜空を彩る、幻想的でダイナミックな祭典をぜひお楽しみください。

西尾市幡豆町の鳥羽神明社で毎年2月に行われる「鳥羽の火祭り(鳥羽大篝火)」は、国の重要無形民俗文化財に指定された1200年の歴史を持つ奇祭です。高さ約5メートルの巨大な松明2基に、東西に分かれた25歳の神男が点火。燃え盛る炎の中へ奉仕者たちが飛び込み、神木と十二縄を奪い合う勇壮な神事です。その年の天候や豊凶を占う伝統行事であり、燃え残った竹にはご利益があるとされています。

これら4つの至宝は、いずれも西尾市の豊かな自然と長い歴史に育まれてきました。伝統を守りながらも新しい文化を育む西尾市は、まさに「温故知新」を体現する街といえるでしょう。

楽しく美味しく健康になる「吉良温泉健康プログラム」

西尾市吉良町にある吉良温泉は、三河湾国定公園に面した風光明媚な場所に位置する、歴史ある温泉地です。ナトリウム-塩化物強塩泉の泉質は、高い保温効果で冷え性や疲労回復に効果的で、神経痛や筋肉痛、関節痛の緩和が期待できるといわれています。

ここ吉良温泉では、心身のリフレッシュを目的とした「吉良温泉健康プログラム」が実施されています。西尾市・西尾市観光協会・吉良温泉観光組合・スギ薬局が連携したこのプログラムは、"楽しく美味しく"をキーワードに健康づくりをサポートすることを目的としています。

温泉と新鮮な農産物、山と海の豊かな自然、充実した観光施設など、西尾市ならではの資源を存分に活用したプログラムの内容は、未病(病気までいかないまでも高いリスクを持っている状態)の改善や病気予防に着目し、楽しみながら自然と健康的な生活習慣が身につくよう設計されています。

温泉でゆったりと温活を楽しみ、心地よいストレッチで身体を動かし、西尾の抹茶で心身をリラックス。温泉、運動、そして抹茶という3つの要素が、あなたの心と体に心地よい変化をもたらしてくれるはずです。さらに、スギ薬局で受けられる健康相談は、あなたの健康への不安や悩みに丁寧に寄り添ってくれます。

日々の生活に追われ、なかなか自分の健康と向き合う時間が取れない方にこそ、このプログラムをおすすめします。吉良温泉の豊かな自然に囲まれた環境で、心と体の健康について見つめ直してみませんか。

健康プログラムの詳細や予約方法については、各施設へお問い合わせください。西尾市の魅力を満喫した後は、吉良温泉で心身ともに癒され、より健康的で充実した旅の思い出を作りましょう。

ご予約・お問い合わせは、西尾市観光協会(TEL: 0563-65-2404)まで。
※プログラムの詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。

西尾市へのアクセス

問い合わせ先

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