2023年04月10日

【セミナー紹介】キャリアも、働き方も、自分らしく ~ユニリーバが取り組むワーケーション~

ユニリーバジャパン人事チームで、和歌山県南紀白浜にワーケーションに行った時のお写真

今回セミナーにご登壇いただくユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社の岡田 美紀子氏にお話を伺いました。

<岡田 美紀子氏 プロフィール>
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社にてEX(Employee Experience)&HRマネジャー。パーパスを軸とするユニリーバにて、社員のウエルビーイングな働き方について人事の立場から推進している。

―貴社はコロナ禍前から先駆けてワーケーション制度を導入されていますが、導入に向けて企業が取り組むべき必要なポイントは何だと考えますか。

ユニリーバのワーケーションは、2016年から進めている社員が働き方を選択できる「WAA(Work from Anywhere and Anytime)」を前提にしています。WAAを導入する際に一番大切にしたのは「ビジョン(社員がどのようになることを望むのか)」からスタートする議論でした。ユニリーバで当時決めた働き方のビジョンは『より生き生きと働き、健康でそれぞれのライフスタイルを継続して楽しみ豊かない人生を送る』でした。制度や手段の細かい点を決める前に、ビジョンから話し合うことで、自分たちが大切にする価値観を社員と共有し、制度の理解も得やすくなります。

―岡田様はご自身でもワーケーションや副業を実践されていると思いますが、実践されてみて感じることを教えてください。

私自身もユニリーバで働き、自分自身がWAAやワーケーション(地域deWAA)を実践する中で、「社員が自分で働く時間や場所を決められることが、Well-beingにつながる」ことを強く実感しています。これは心理学の「自己決定理論」にも通じるもので、「自律性、有能感」が上がるためだと考えています。自分で決めることにより、自分の仕事の成果に責任感を持つだけではなく、この機会を与えてくれた会社や支えてくれる仲間への感謝の気持ちが芽生えます。ワーケーションでは、自然と触るなどの「非日常」体験をすることで、集中力や想像力の向上にも繋がりました。

―岡田様が考えるウェルネスツーリズムについて自由に回答ください。

私にとって、「人との関係性が自分のWell-beingを維持するために大切な要素」です。そのため、自分自身が信頼する人との関係性を深める旅であれば、どんな旅でもウエルネス旅となります。

―本展には、企業の総務人事の方、旅行・観光業界の方が来場されます。来場者の方へ一言お願いいたします。

2020年からの新型コロナウイルス対策により、皆様が多くの苦悩やご苦労をされたことと推測します。私たちユニリーバ・ジャパンもこの間、同じく悩み試行錯誤の日々を送ってきました。一方、この間に、多くの企業が在宅勤務できる環境を整えてきたことにより、個人の視点で見ると「働く場所の選択肢が増えたことによるWell-being向上」にも繋がっています。私たちは、新型コロナウイルス以前のオフィス出社前提の働き方に戻るのではなく、個人が働く場所を選択できる選択肢を残しながら、一人一人が自分のWell-beingを高めるために働く場所を選択できる、そんな社会を実現していきたい、と考えています。

―ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社の岡田 美紀子氏の講演詳細はこちら

2023年05月10日(水)|12:00 ~13:00
キャリアも、働き方も、自分らしく ~ユニリーバが取り組むワーケーション~

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社
Employee Experience&HRマネージャー
岡田 美紀子 氏


<講演内容>
ユニリーバ・ジャパンにて、コロナ前の2019年から先駆的にスタートしている、ワーケション「地域deWAA」について、取り組み事例や学びなどをお伝えいたします。

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